―――真昼の月~そこで見えたもの~―――


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『心を気持ちとするなら、あなたを想うことにしよう』

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もうすぐ、変わる季節があるよね。

そのどれもがあなたの季節であったように。

考えられることの意味を思えた頃を懐かしく思えたら

それが今であるこの気持ちでさえも

その想いとしたあの頃を思えるのだろうか。

いろんな事柄を乗り越えてきたように思う。

でもその幾ばくかの想いをちゃんと口に出して言えたなら

今とするこの気持ちも素直に自分として受け止めることができたのにね。

いろんなことが日々為されていくように

命を心に決めてからいろんな事柄に取り組むことの意味をあなたは知っていったよね。

そしてこれからの日々をちゃんとしたものにしたうえで

また想いをちゃんとした道を歩んでいけるようになる心をちゃんと知りゆくんじゃないのかな。

今と言えば、今を意識するよね。

だけど、今をその時のように感じない日々をそうされたように思えたのは

もしかしたら、あなたにとってはとても意味のあるいい期間だったんじゃないのかな。

今が悪いわけじゃないよね。

だけど、今というものがあるから、これからがあるんじゃないのかな。

それが今と言えるもののひとつであると言えるんじゃないの?

言い得ることでしか物事を判断できないようじゃ意味の為すことすら言えないような気がしたんじゃないのかな。

そうしたら、得ることのできなかったものまで得ることができた者はどうするんだろう。

もしかしたら、知り得るものではなかったのかもしれない。

知り得たから、これからを生きるものとしたのかもしれない。

だけど、知り得たからと言ってそれが本物だとは言い切れないよね。

本当に在るべき本来の自分の知りゆくものとは、

本当の意味で自分がちゃんとしたものの考えでそれらを考えて思えていくことが

本物の自分といえる考えと為されていくんじゃないのかなと思えます。