FAKE‐LAKE

二人は並んでベッドに腰掛けた。目が合ってふふ、と微笑む。

天窓から差し込む陽射しが眩しい。屋根の上を飛んでいく鳥の影が光の中を横切った。

「まさかレイにもう一度会えると思わなかった」

アンジェが口を開いた。まだ少し信じられない。

「おじさんが見に行った時は手遅れだったって言ってたから。先生も助からなかったって聞いたし」

「先生……ってセトナ先生の事?」

レイはアンジェを見上げて尋ねる。頷くアンジェに、レイはあの後に起きた出来事を話し出した。


「先生は僕を庇って博士に撃たれたんだ。後から聞いたんだけど、助かったのが奇跡だって」