FAKE‐LAKE

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決戦前日。

セティはリアレスクに来ていた。ニールにアンジェの脱出計画を助けてもらうためだ。

「今までで一番危険な仕事になるけれど大丈夫かな」

「もちろんです! アンジェとレイのためなら危険なんかたいしたことないです!」

ニールは身を乗り出しやる気満々で答える。やっと、二人を助けられるんだ。

「ていうか、アンジェよりレイを助け出す方が大変でしょう? 先生こそ気をつけて下さいよ先生、なんか具合悪そうだし」

ニールは心配そうにセティの顔を覗きこんだ。人懐っこい彼の性格に親しみを感じ、セティはにこやかに笑いかける。

「ありがとう。君は優しいね」

「え、いやそんな事ないですないです」

普段言われ慣れない言葉で褒められて照れたニールは、ぶんぶんと両手をふりながら訳のわからない返事をした。