FAKE‐LAKE

「親方の言い付けを破ってアンジェと友達になった事は謝ります。でも」

アルクはニールを見つめた。亡くなった友人によく似た、正義感の強い真っ直ぐな眼差し。

「でもおれ、友達が危険な目に遭ってるのに黙って見過ごすのは嫌です」

ニールは深く頭を下げた。

「お願いします、この仕事最後まで引き受けさせてください。どうしても許してくれないなら」

顔を上げ、しゃんと背筋をのばして続ける。

「今すぐクビにしてください」

アルクは顔をしかめて黙っていたが、しばらくして諦めたように溜息をついた。

「……話を」

ニールを椅子に座らせ、その横に立ったアルクは依頼人に話すよう促した。