FAKE‐LAKE

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「こんにちは」

三人が昼食を終える頃、シアナがニールの家を訪ねていた。

「あ、シアナお兄ちゃん!」

いらっしゃい、と出迎えたリルの頭を優しく撫で、しゃがみ込んで目線を合わせる。

「ニールはいる? 今日は仕事かな?」

「それが聞いて」

リルは内緒話をするようにシアナの耳に口を寄せ、ひそひそ声で話し出した。

「お兄ちゃんね、最近休みの日は必ず出かけるの。お友達の家に行くって言ってるけどね、リルあれはウソだと思う」

だってね、とさらに小さい声で続ける。

「毎回お泊りなんだよ、怪しいでしょ?多分女の人のとこ行ってるんだよきっと」

リルのませた台詞にシアナは苦笑いした。