FAKE‐LAKE

「じゃ食事は三人分作るね」

アンジェがそう言うと、レイはぴょんと跳びはねる。

「やった! ニールの話聞くの好きなんだ」

そう言ってもらえて、おしゃべり好きなニールは嬉しそうだ。彼のトークは妹達に不評でうるさがられているから余計かもしれない。

「じゃあ今日は何の話してやろうかな?」

「んとね、おおばば様の話!」

「え、また?」

この間ニールが愚痴混じりに話したおおばば様の話をレイはいたく気にいったらしい。

蜂蜜をくれたのがおおばば様と聞いたからかもしれないけれど。

「だって面白いんだもんばば様」

レイの満面の笑みをアンジェは嬉しそうに見つめていた。