FAKE‐LAKE

普通……?

ニールは怪訝そうにアンジェを見た。アンジェはすっと目を逸らす。

伏し目がちな彼の表情からは何も読み取れない。何を考えているのか全く分からない。

「それにアンバーさんの方が年上でしょう?」

まあそうだ。納得するようにニールは頷いた。

「敬語だと特別扱いされてるみたいで嫌なんです」

変ですか、僕。

そう尋ねた時のアンジェの瞳がものすごく悲しそうで。

ニールは思わずアンジェの手を両手で握りしめていた。

「全ッ然変なんかじゃないです! いや、変じゃない!」

ニールの声が思わず声が大きくなり、アンジェは驚いて身を竦める。

「おれもアンジェさ……いやアンジェと友達になりたいってずっと思ってたんだ」

ニールの言葉と真剣さに、アンジェの瞳が少しだけ、ほんの少しだけ潤んだ。