宏くんから突然電話がかかってきたのは昼の二時を過ぎた頃でした。 



わたしがテレビのニュースに釘付けになってた頃の事です。 


ニュースキャスターは同じ事を何回も繰り返し言うように行方不明少女のメリーの遺体らしきものが古い空き家から見つかったと報告していました。  





ニュースが気になるのですが電話がかかってきた時の宏くんの声があまりにも震えていたのできっと、このニュースの事で宏くんもまいってるのだと察し今からふたりっきりで会う約束をしました。



わたしはコートを羽織り急いで待ち合わせの公園へと駆け付けました。