「最後に質問は?」と最終確認をしたのが岩辺健太でした。 

「別に…何もないよ」


私たちはお互いに目を見合わせながら答えました。 



ここにいる岩辺健太・木村安子・島宏・岡本貴文・小田美千留の五人が生きている代わりにメリーが死んでくれたのだから。 


私たちは固く約束をしました。 

あのメリー惨殺事件に我々が関与していた事を二度と口外しない事を。。。 



直接わたしたちが殺したわけでもないのでしょうがとても気分が悪いものです。 



きっと罪悪感とはこういうものなのでしょうね。


あの時私たちがあんな事をしていなければメリーが殺されることはなかった。



メリーは殺される運命ではなかったのです。



そもそも殺されるのは私たちだったのです。