「一体どうして……」 救急箱を見つけた後、看護学校で習った知識をフル回転で呼び起こし、出来る限りの処置をした。 腹部の腫れは、色から見て数日経ってる。 肩の腫れは…… 「おまわりさん、少し動かすね?」 肩の付け根をゆっくりと動かし、骨の損傷がないことを確認して氷で冷やした。 「これで少しは楽になるからね」 処置を終えた私は、眠っているおまわりさんの手を握った。 大丈夫。 大丈夫だよね……? 祈る思いでおまわりさんを見つめていると、携帯電話が震える音が聞こえてきた。