目覚めもばっちり。 とても清々しい気分の朝が来ると。 今度は。 腹の虫が、ぐう、と鳴った。 それで、僕は。 昨日の昼から何も食べていない上。 最後の食事も、全部吐いてしまっていた事を思い出した。 「……やれやれ」 いつも、テーブルの上に出しっぱなしにしている、お気に入りのミント・キャンディを口に放り込んで僕は冷蔵庫を物色した。 けれども。 「……何も、ない」