「……は…春……?」

「亜笑が持ってて」


優しい微笑み


それより包まれてる手の方が気になって……


「あのっは、春っ……」

「どした?真っ赤で…」

「…て、手!!手、いつまでっ……」

「あ?」


視線を手に移す春日


驚いて赤くなる春日の顔

そのまま固まる春日

そのまま固まる二人


「わっ悪いっ…」


サッと両手を離した


「……ん、平気……」