「ところでキミ、歳いくつ? まさか、未成年じゃないよな。ナオヤと一緒?」 「そうですけど」 「ふぅーん。童顔なんだ。それにしても……日本酒とのギャップがねぇ、笑える」 笑えるって。失礼にも程がある。 「はぁ、ども」 「会話続かないねぇ。怒ってんの?」 「面倒くさいだけです」 「あぁ、なるほど。 じゃあさ、なんか俺に聞きたいことない?」 チラリと目線を煙草のパッケージに移したが、会話を弾ませる気など毛頭ない。