「やっさしい〜」 「別にオマエの為じゃねぇよ。我慢出来ねぇほど、溺れてねぇってだけ」 「ふ〜ん。そういやぁ、アッキーもオレの前じゃ吸わなくなったなぁ。やっぱ、似てるね二人」 「似てねぇっ」 突然に出された、ヤツの名前に妙に反応する自分に居心地が悪かった。 それに気付いたのか、気付いてないのか、サラッと流して「ところで、昨日のね……」と云いながら、ゴソゴソとノートとペンを取り出して腕捲りのポーズをする。 「さあっ! 何でも云ってくれっ!」