――わかった。ハーフ&ハーフにして、半分の権利をアキラに泣く泣く渡すよ。
「泣くような権利なのか? それ」
――何云ってんのっ! パピコを半分渡すのとは、訳が違うよっ。
よしっ! コーラもつけよう。モチ、オレのオゴリだぁっ! どうだ、これでっ!
「ああ? サラダがついたら、行ってやってもいいぞ」
――お代官様、貧乏な僕にあんまりじゃないすか?
「あっそ。さいなら、短い付き合いだったな、ナオヤ」
――あああぁ、わーかったよぅ。サラダもつけるからぁ。
「よしっ。仕方ねぇから、ノってやるよ。半分、シーフードな。それから、コーラじゃなくて烏龍茶にしろ」
――アキラ、お代官様じゃなくて越後屋だったのねぇ……
「適当に支度したら、そっち行くから頼んどけ。じゃあな」



