「ありがとう〜! 大好きだよ〜」


と、抱きついてしまった……。


それまで、盛り上がっていた全員が呆気に取られたのは仕方のないことだろう。


ヨシヨシと得意気な笑顔でウインクを返す美人に撫でられているナオヤだけが、他全員の冷めた視線に気付かずに涙ぐんでいたのは内緒のことである。