「きっと、アキラちゃんも同じタイプね。しっかり何が『一番』か選べる女の子よね」 そこで見せた美人の笑顔はまさに“最強”で、ナオヤはすっかり久太郎のペースに呑み込まれていた。 「それに、やっぱり女心としては『一番』になりたい!じゃない。 ナオちゃんは、その辺がまだ甘いわね」 男の久太郎が“女心”を語るのも本来ならおかしな話だが、至って本人はお構いナシに続ける。