一曲終わって、私は息をするのも忘れるくらい神経を侵される波に呑まれていたんだと気付いた。 指先がビリビリしてる。 確実に私好みの音に上達している。 そんな余韻に呑まれながら、ナオヤが唄う声とは違う音でMCを入れる。