なんだそりゃ…… 全く……、口を挟むのも馬鹿馬鹿しい。 「よしっと。アキラ、充電器はここね〜」 これまた、慣れた様子で手渡された。なんなんだよっ! コイツら。 突っ込みドコロ満載なやり取りに飽々しながら、ようやくナオヤの家を出る。 “鍵はドアポストに落としておいて”と、これまた慣れた指示をしながら、傍らで靴を履くこの男が不思議でならない。