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「ふぅ〜ん、まぁいいや。お邪魔みたいだから退散するわ。
まだバンドやってんなら、今度ライヴ顔出すから。懐かしいなぁー、アキトのドラム。
じゃあ電話する〜、まぁたね〜」


「しなくていいし、来なくていい」


いつもより、更に低めな声。
そこに優しさは感じられず、冷たさを含ませた温度に少し戸惑う。



「つ〜れないなぁー、アタシとアキトの仲じゃんかぁ〜。とにかく、電話するから。じゃあ、また〜。
あ、新しい彼女さんもよろしくね〜。バイバ〜イ」



乱暴に閉まるドアと続けて走り去る車の音がアキトの溜め息と重なる。