「ア、ア、アキラに聞いて〜」 キッチンで腰を抜かしたように指先で支持するだけのナオヤを長い足で跨いで部屋に入るアキトに「どこ?」と聞かれ、応える。 「いや、逃げ足速くって見失った」 「ああ、そうなん。じゃあ見つけたら教えてよ」 「ちょっっっと、待ってよ二人ともぉぉぉーっ! 何、それじゃあ出て来なかったらどうすんのっ! てか、オレはこの先どうすればいいのっ!!」 見事なヘタレっぷりに思わず吹き出す私と違って、真面目に答えるアキトがやっぱり大人だ。