「と、まぁこんな感じかな。ハコ的にはかなりアウェイなイメージだけど、乗り込んでいきましょうぜっ! やりがいあるっしょ」 「オゥ! ヤル気満々だぜっ! オレ、プリズナーにライバル宣言するんだもんっ」 握り拳を高々と突き出してナオヤが気合いを入れる。 「僕も負けませんよっ。やっぱりライヴは燃えますからっ!」 両肘を引いて、拳を作るハルタもその大きな黒い瞳に輝きを増す。