一通り、注文を終えるとアキトは煙草をくわえ、ジッポを弾きながら、ゆっくりとした口調で話し始める。 「てかさぁ、相談なんだけど」 と切り出したアキトに「なになに?」と乗り出すナオヤと真剣な顔で見つめるハルタ。 「ゲンちゃんから話貰ってさ、昨日までの状態じゃあ、どうかなって思ってたんだけど……どうしますかねお二人?」 挑戦的な笑顔で二人を見るアキトに痺れを切らすナオヤが急かす。 「ん〜もうっ! だから、何をどうするってぇ〜?」 「ライヴっつうか、イベントなんだけどね。出てみる気ぃある?」