「てか、早く掛け直せばいいじゃん。そんで早く飲み行こうよう〜」 「うっせっ! 黙ってろ」 「……ケツの穴の小せぇ男だなぁ、もう」 この後、アキトがブチ切れたか、どうかは別として…… ひたすらに掛けたアキラへのコールは虚しくも誰も居ない部屋で幾度となく繰り返し、結局アキトがヘコみながら居酒屋で女に枝豆を飛ばされつつも、仕方なく酒を煽っていたくだりは最早、云うまでもないだろう。