「は! なんで怒るかなぁ。褒めてんのに」


「だって、バラードってキャラじゃないんだもんっ、オレ」



なんでか、頬を膨らましてガンガン、ビールを流し込むナオヤに頬杖をついて見惚れていた。



よく見りゃ、そんなに悪い顔でもないし、もうちょっと女っ気があっても良さそうなもんなのにねぇ。
やっぱり、バカキャラなのがいけないんだろか?