紡がれた言葉に見え隠れする危うさは、まるでアイツらの演奏そのものだったけど、マグリットの描く空みたいな映像が見えたのは気のせいじゃない。 「早く唄で聴きたいな……」 思わず、そう呟いた。 次に開いたページはまだ書きかけ。 覗き見るナオヤの世界。