“小田切 暁人”






数秒考えて、台詞が脳をよぎる。




「……暁人。アカツキの人でアキトってぇの……」





なんで、アイツの名前が私のメモリーに入ってんだ!?



ミラー越しに映る視線を感じ、仕方なく電話に出ることにした。






「はい、もしもし……」