しばらく、頭の天辺や両耳から煙が出そうになりながら考えあぐねて、ブツブツとあーでもない、こーでもないを繰り返していた。



「う〜ん。考えてもわからないからそもそも困ってんのに、また考えちゃった。要するにオレのせいでアッキーが元気ないんだから、アキラから電話してもらえばいいんだよな? とりあえず、それだけ云えばいいんじゃね? よしっ、頑張れオレっ!

いや……やっぱ待って」