「なぁんか、ほっとけないんだよなぁ。まぁ、ナオヤもほっとけないんだけどさ」


「だってナオヤさんは、僕にさえそう思わせますよ、あの人は」


「なんとなく、似てんだよなぁ、あの二人」



赤くなった海老の頭を切り離し、押し付けて焼きながらジュウジュウと香ばしい匂いを漂わせて、間にもんじゃを口に運びながらお好み焼きを形成するアキトに感心しつつ、もの珍しい顔で見つめるハルタは疑問に思う。



「アキトさん、もしかして関西の人ですか?」