不安げな表情でハルタが下を向きながら、口にした言葉が鉄板の熱気とは対照的にこぼれる。 「……大丈夫ですかね?」 「あー、それについては心配ない。絶対来るよ、そういう奴だから。 ただなぁー、多分俺、口きいてもらえない気がする」 「ああ……確かに」 「そうなるとね、ハルタが大変なんだよなぁ」 「えっ、あぁ僕なら大丈夫ですよ。その辺は上手くやりますから」