君がいた部屋~二階階段前倉庫~



「プルルルルルー、」


翔太からだった。


「もしもし?」


「もしもし?翔太。美羽?」


最近翔太は、三神さんのお宅ですか?って言わない。


あたしはちょっと待って


「美羽って誰?」


「え?!」


「嘘だよ。あたしだよ。」


「はぁビックリした。心臓止まるとこだったんだぞ!!」


「だって、あたしじゃなかったらどうするの?」


あたしは、一馬のことを翔太に話してある。


っていっても、昨日だけど、


「ご免。次からちゃんと確認する。」


「うん。今日は何の話する?」


「なぁ、美羽、明日暇?」


「明日?大丈夫。っていうかね、明日から一馬が出張だから、暫くはいつ電話してもいけるよ。」


「マジで!!じゃあ明日11時にこの前の店の前来て。」


「うん。分かった。」


「じゃあな、今日はもう帰ってくるんだろ?」


「うん。明日の準備あるから、っていっても、全部あたしにやらすんだけどね。」


「美羽、」


「何?」