「お前はここが好きか?」 「は?」 「ここが、この部屋が好きか?」 「好きだよ。」 「なら、ここは必要か?」 「何?どしたの?急に。」 「そんなのどうでもいいから。」 「…そんな事言われても。」 「じゃあ、…やっぱりいい。」 「何それ?」 「もういいから。」 「あ、そう。もう、邪魔しないでよ。」 あたしはそう言って目を閉じた。 頬に竜の指先を感じた。 何がしたいか分からない。 だが 怖かった。 何だか、悪い事が起きそうで、 怖かったんだ。