君がいた部屋~二階階段前倉庫~



だけど違った。


桜は


泣いていた。


あたしは桜に駆け寄った。


「桜?!」


桜は顔を上げた。


「…酷いこ、とし、て…ご免…」


桜は涙でぐちゃぐちゃになった顔で言った。


桜…


「許され、ないの、は、分かってる。でも…」


「もういいよ。」


そう、もう いいの。


桜は戻ってきてくれた。


昔の桜に。