君がいた部屋~二階階段前倉庫~



それからまた桜は学校に来なくなった。


それでも、いつも通りの生活が進む。


だが、なかなか授業に集中出来ない。


頭の中は桜でいっぱい。


「三神さん。」


「は、はい!」


急に当てられてあたしは我に返る。


「はいじゃなくて、これに使う公式は?」


「えっと…Q=cmt」


ダメだ。


すぐに答えられない。


あたしはそんな自分にむしゃくしゃした。