「2つ目は“ありがとう”で、3つ目は」
「わけ分かんない!!」
桜は困惑した顔のまま叫んだ。
「やっぱり嫌味?そんな事言って桜に罪悪感感じさせて仕返しのつもり?」
「そんなんじゃないって。」
「嘘!ありえない!本当に何なのよ!!」
「1つ目は桜のこと傷つけたから。」
「は?」
「あたし、この前桜と陽介君がキスしてるの見て、すっごい苦しかった。」
思い出す。
今思い出しても頭が痛くなりそうなあの姿。
「それで思った。桜もあんな気持ちだったのかなって。」
桜がぴくっって反応する。
「翔太とあたしが一緒に歩いてるの見て、…あたしが桜の立場だったら絶対泣いちゃうよ。」
「…」
桜は思い出したのだろう、とても切ない表情だった。



