君がいた部屋~二階階段前倉庫~



「2つ目は“ありがとう”で、3つ目は」


「わけ分かんない!!」


桜は困惑した顔のまま叫んだ。


「やっぱり嫌味?そんな事言って桜に罪悪感感じさせて仕返しのつもり?」


「そんなんじゃないって。」


「嘘!ありえない!本当に何なのよ!!」


「1つ目は桜のこと傷つけたから。」


「は?」


「あたし、この前桜と陽介君がキスしてるの見て、すっごい苦しかった。」


思い出す。


今思い出しても頭が痛くなりそうなあの姿。


「それで思った。桜もあんな気持ちだったのかなって。」


桜がぴくっって反応する。


「翔太とあたしが一緒に歩いてるの見て、…あたしが桜の立場だったら絶対泣いちゃうよ。」


「…」


桜は思い出したのだろう、とても切ない表情だった。