あれから竜の所に何回か行った。


あたしは雪野竜の事を竜と呼んでいる。


本人にそう呼べと言われたからだ。


あたしが竜に会いに行くときは、


一馬にひどく暴行された後とか、すごく寂しい時とかだ。


あたしが行く時、竜はいつもあの部屋にいた。


それで


いつもあたしの話を聞いてくれた。


いつのまにか、あたしはリスカしたいって思わなくなった。


リスカしなくても生きていけると感じた。


そしてあたしは


高校2年生になった。