君がいた部屋~二階階段前倉庫~



あたし達が付き合って間もなく夏休みに入った。


あたしは毎日学校に行き、帰りに陽介君会いに行った。


あたしは楽しかった。


あたしの中から竜が消える事はなかったけど、陽介君にあたしは救われた。


そんなある日だった。


何時ものように陽介君の家から帰る時、


「明日休みだけど、空いてる?」


「うん。大丈夫だよ。6時までには帰らないとヤバいけど。」


「海、行かない?」


「…海?」


海…


「うん。海。あ、海嫌い?」


「えっと、多分大丈夫。」


「美羽ってもしかして金づち?」


「あ、…バレた?あたし泳げなくて。だから…」


「泳がなくてもいいよ。」


「え?」


「俺は美羽と一緒に海見たいって思っただけだから。そこはご心配無く。」


陽介君は笑って言った。


どうしよう…


陽介君と初めて外行ける。


行きたい、


でも…


「分かった行く。」


「マジで!ありがとう。明日美羽の家に迎えに行く。」


「遠いよ?」


「大丈夫。バイクだから。」


「分かった。じゃあ明日ね。バイバイ。」


「じゃあな。」


そうやってあたしは普通の顔して別れた。