「いいよ。」
あたしは陽介君のこと嫌いじゃない。
むしろ気が合うし、リスカの事分かってくれてる。
それに、
あたしには今彼が必要だった。
竜…
あたしは竜が好きだ。
でも、やっぱり竜のことは好きになれない。
だから竜を忘れさせてくれそうな人があたしには必要だった。
そう、陽介君みたいな人。
「マジで、俺なんかでいいの?」
「うん。」
「三神さん…美羽って呼んでいい?」
「いいよ。」
「ありがとう。美羽…俺、大事にするから。」
「うん。」
「愛してる。」
陽介君は後ろからあたしを抱き締めた。
暖かかった。
この温もりならあたしの中から竜を消してくれる
そう思った。



