続☆侍先生!


「それから、まいまいが泣かないようにって、まいまいを泣かすやつらとかにケンカ売ったりしてた。 倖田先生の事で、まいまいが泣くのも、すごい嫌だった」


泣かすくらいなら、俺が奪ってやるってそう思ってた。


でも…。


「そのぶん、倖田先生を見てる時のまいまいってすごい、幸せそうで…楽しそうで。 辛くなって、泣くときもあるけどそれは、まいまいの幸せの一部なんだって、思った」


泣いた分…いや、それ以上に幸せな気持ちにしてくれるのは、俺なんかじゃなくて、倖田先生なんだって思った。


「だから、もう俺がまいまいを守ってやる役目は、終わったんだ。 もうそれは、倖田先生の役目だから」


「…やっぱり、辛い?」


美智子ちゃんが、難しい顔をして、そう言った。


「辛くないよ。 まいまいが幸せだったらそれでいいし」


娘を嫁に出す父親の気分、なんてわかんないけど。
近いものはあるんじゃないかな。


ずっと好きだったけど、今は晴れ晴れとした気持ち。
そう思えるのは、やっぱり…。


「こんなこと、美智子ちゃんに話すのは間違ってるかもしれないけど、でも。 …聞いてほしかったんだ。 もう、吹っ切れたって事」


「吹っ切れた、って…」


「今、俺が好きなのは美智子ちゃんだけ」


そう言うと、美智子ちゃんは顔を真っ赤にした。



「え…、ほ、ほんとに?」


信じられないような表情で聞いてくる。


「うん、本当」


その言葉に、嘘はない。