『エビとか卵とか大丈夫?』
「うん」
結局、お昼はお好み焼きになり
テーブルにホットプレートを置いて、二人で食べることになった。
大は大阪出身の為、結構焼くのが上手い。
『これって、もうひっくり返して良いの?』
「うん、もう良いよ」
お好み焼きは案外手間が少ないので、大は好きだった。
シオリはあまりお好み焼きは食べたことが無いらしく
最後に食べたのは大学の歓迎会の時らしい。
「おいしい」
『本当に?』
いつも1人で食べているので、一段と美味しく感じる。
食とはそういうものです。
「ふふ…口に鰹節が付いてるよ」
『……ぇ……?////』
焦るシオリをよそに、付いている鰹節を取ってあげる大。
「ほらね」
と微笑む。
『……ぅん……///』
顔を真っ赤にしているシオリ。
しゅいろは、そんなコトするからシオリ先生は騙されるんだよ
と、大に釘を刺して言っていた。



