2LDKのお姫様


なので



こっそりと覗いているのだ。



まあそれが覗きか



『……………///』



少し頬を染めて



部屋を眺める。



どうやらまだ寝ているらしく、リビングに彼の姿はない。



「シオリさん?」



そして



彼が後ろから話し掛けるのだ。



『………ぇ?///』



探していたものが、急に後ろからやって来ては



驚くのも無理はない。



「何やってるの?」



うちなんか覗いて



『ぃ、いゃ違うのこれはね//』



いや、ちょっと待って。誤解



二人の亀裂が起こりそう。



『だ、大くんこそどうしてうちにいるの?』



覗きにきたの?



「ぃ、いやその玄関の鍵、開いてたから」



実は少し期待してました



『本当に?』



怪しい……



といった感じの目を訴える。



「まあいいやところであの二人は?」