『ねえ大くん?』
「はい」
シオリの笑顔が怖い。
『大くん、昔髪の毛切れるって言ってたよね?』
「あぁ……整えるくらいなら…」
大は案外器用な面もあり、ある程度のコトはこなせるので
そういう面は意外だと、よく言われている。
「な、何かするの?」
『いやあのね……1人髪を切って欲しいって人がいるのよ』
と、シオリはホノカに目をやる。
「………え」
それはそれは冷たい視線で、しゅいろと大は凍り付いていた。
「ちょ、ちょっとシオリあれは冗談で、全部チープな夢で……そう夢だよ!」
焦るホノカは意外に可愛い。
おそらくですね
今まで読んで下さった方はホノカのイメージは結構残念な容姿を想像している人が多いと思いますが
意外に可愛いですよ。
『いや、正夢にしないといけないんでしょ?』



