『まだ寝てるの………』 そっとベッドに近付き顔を覗く。 「……………、」 ベッドに眠っていたのは、まだほんの少し幼い顔をした1人の青年。 『………(疲れてる……)』 目を瞑って寝ている彼を見ると私は少し落ち着ける。 起きている時には随分怖い目で私を見てくるからかな……。 と彼女は彼の寝顔に、思わず小さな笑みを零した。