2LDKのお姫様


「……」



大とシオリの顔を見る二人。



当の二人は顔を真っ赤にして下を向いている。



「ほらほら大くん。」



ホノカが大の腕を掴み怪しい笑みを浮かべる。



『……いや……大丈夫だから』



「ほらほらこっちこっち」



二人は大をシオリの横に置く。



「まあ可愛らしい雛人形だこと」



ホノカのわざとらしい言い方が自棄に腹立たしい。



「ささ、お殿様。姫の味を十二分に御堪能くだされ」



『……ぇぇ……////』



「じれったいなそれ!」



と、しゅいろは固まっていた大の背中を押す。



『……きゃっ……/////』



お察しの通り



二人の雛人形は崩れ落ち



大はシオリに覆いかぶさるように雪崩た。



ホノカは



ピュウ〜♪と口笛を吹き



しゅいろは物凄い速さで逃げていった。



『………////』



「………///」



視線がぶつかりキスの軌道もぶつかり合う。



「お二人さん。別にHはしても良いけど、あんまり辺りを汚さないでね★」





………………………