2LDKのお姫様

「ねぇ作戦考えてる……」



「いや全く………」



「だよね」としゅいろは呟いた。








そして………



面倒くさいのでスキップ!★






午後7時。



『ただいま……』



大量の紙袋を持ったシオリが、少し疲れた顔で帰宅した。



「買い物どうだった」



荷物を置き少し着替えてシオリもコタツに足を入れた。



『うん……普通……』



「大くんとの買い物デートはどうなの」



ホノカの質問は止まらない。



『うん…………まあね』



顔を赤くするシオリを見て、上手く行ったことを確認する。



「どうやら大くんは上手くやった様ですね」



「そのようだね」



怪しい二人の会話。



『別に、デートとか、そんな……アレじゃないから』



「どうやら手くらいは繋いだと見えます」



「そのようだね」



『もぉ……違うから』