2LDKのお姫様


「なに……こんな朝早くから」



そんなコトをしているとまた違う眠り人が1人



髪はまだボサボサのまま奥の部屋から出て来た。



「あっ。あのねあのね、二人がね、皆が寝てるのを良い事にキッチンでHしようとしてたんです」



………………



「へぇー……」



と面白そうな物を見るような目でその二人を見つめる。



「いや、違うから」



『そ、そぅよ。そんなこと………ある訳ないでしょ』



「赤くなる所が
 また一段と怪しい」



「そうそう。絶対に怪しい!」



眠り人たちは本当に厄介者しかいない。



「まあ姫。察しなさいよ。お姉様はウブなんだから。だから今夜は私たちで赤飯でも炊いてあげましょう」




ほくそ笑むその姿は、もぉ本当に彼女をイライラさせる。




『な、……何でそうなるのよ』



真っ赤な彼女が怒ってそっちの二人にゴムを当てて懲らしめる



そんな風景は



ここでは有名なイベントだ。