「えっと、カツ丼とチャーシュー麺大盛りとクリームソーダ」
「私ね唐揚げ定食。シオリ先生は何にする?」
しゅいろが聞くがシオリの反応は無い。
『……何があるの?』
「えっと……」
ホノカがメニューを読む。
「ラーメンとか定食、中華、パスタ。あと……男。」
「男!?」
ホノカの言葉にしゅいろは激しく反応した。
「あるんですか!?」
「あるんです!」
そんなバカというか愉快な情景を見ても、
シオリは
『はぁぁ』
とまたため息をつくのだった。
PS
あの後ホノカが受話器を放してしまい
出前先のお店に多大な迷惑をかけ
シオリは体裁の電話にまた一段と落ち込んだらしい。



