2LDKのお姫様


翌朝。



朝食を食べ終わり、彼はソファーに座っていた。



『…………////』



彼の部屋のキッチンで後片付けをする彼女シオリ。



結局あの後、シオリは大の家に泊まったらしく



あの後何かあったかは、扉もカーテンも閉まり、真っ暗だったので、よく解っていない。



『…………///』



ただ……



シオリは相変わらず恥ずかしそうに顔が淡く染まっている。



まあ人間らしい良い色なのだが。



「シオリさん」



『はい……』



彼に呼ばれ一旦手を止めた。



『ど、どうしたの、急に…///』



シオリは大が珍しく耳元に話し掛けるので、心臓が破裂しそうだった。



「いや、少し話しが」



と、困った微笑みを見せる。