「…おい、真弥、待てってば」 「待たない!」 映画館を出ると、あたしはすぐに歩き出した。 だって、恥ずかしくて陸の顔が見れないよ。 さっきはまだ、暗かったからごまかせたけど…。 「真ー弥。何怒ってんの?」 「陸があんなとこで発情するからだよ!」 あんな……周りには人がたくさんいたってゆうのに。 さっきのキスを思い出しては、再び顔が熱くなる。 「あれ?赤くなってる」 ニヤリと陸が笑う。 「あ、赤くないし!」 「そう?すっげー真っ赤だけど?」 い…意地悪だ。