「血が出てる! 先生っどこ!?」
そう言ってみっちゃんは立ち、キョロキョロと周りを見る。
みっちゃんの左の中指には、赤いトロッとした液体がついていた。
……あたしの血だ。
あたしの頭にも、なんだか生ぬるいものがツーと伝わっている。
倒れこんだ状態のまま、動くことができない。
そのたびに、足には激痛が走る。
強く打っちゃったかな……。
こんな経験まったくないから、よくわかんないよ……。
痛さを感じるたび、あたしはうずくまる。
真っ白い靴下のみっちゃんの横に転がっているあたしの足。
足を押さえたとき、少しだけ靴下を上げた。
まだ残っている黄土色の泥は、不格好ににじんでいた。
白い靴下をほんのりと汚した泥。
まるであたしの心のようだった。
そう言ってみっちゃんは立ち、キョロキョロと周りを見る。
みっちゃんの左の中指には、赤いトロッとした液体がついていた。
……あたしの血だ。
あたしの頭にも、なんだか生ぬるいものがツーと伝わっている。
倒れこんだ状態のまま、動くことができない。
そのたびに、足には激痛が走る。
強く打っちゃったかな……。
こんな経験まったくないから、よくわかんないよ……。
痛さを感じるたび、あたしはうずくまる。
真っ白い靴下のみっちゃんの横に転がっているあたしの足。
足を押さえたとき、少しだけ靴下を上げた。
まだ残っている黄土色の泥は、不格好ににじんでいた。
白い靴下をほんのりと汚した泥。
まるであたしの心のようだった。


